3週目となる11月5日(土)は以下の農作業を行いました。
- 1畝:スナップエンドウの種まき
- 2畝:大根の種まき・トンネル立て
- 3畝:土づくり・畝立て・マルチ張り
今回はアドバイザーさんの手を借りずに、ほとんどの作業を私たち夫婦が自力で作業をしたため、先週と比べて写真多めで農作業の記録をお届けします。
1畝の農作業
スナップエンドウの種まき
畝の左半分(北側から見て)はスナップエンドウを育てるため、今回の農作業では最初にスナップエンドウの種まきを行いました。一般的なスナップエンドウの種まきのベストシーンは10月下旬から11月上旬ですが、シェア畑では11月上旬から中旬の種まきを推奨しています。

スナップエンドウの種
スナップエンドウの種はトルコ石のような鮮やかなブルーです。先週植えたソラマメの種も明るいエメラルドグリーンでしたが、どちらも明らかに自然界の色ではありません。農作物の種は、以下の理由から人工的に着色することもあるようです。
- 畑に病害を持ち込まないようにするための消毒処理
- 畑に何粒・どのくらいの間隔でまいたかを分かりやすくするため
スナップエンドウの種を植えるためにマルチカッターを使って、マルチに穴を開けます。

マルチカッターをぐっと押し込んで横に軽くグリグリ回してあげるとキレイに穴が開きます
スナップエンドウを植えるときは30cm間隔の株間を確保するよう指導されているため、マルチカッターを使って残り半分の1畝に6つ穴を開けました。マルチカッターで穴を開けた部分に割りばしで深さ2cm程度の穴を4カ所作り、そこにスナップエンドウの種を点まきします。

点まきしたソラマメの種
点まき後のスナップエンドウの種は割りばしを使って2~3cmほどの深さまで押し込み、その上にしっかり土をかけて鎮圧します。一般的なWebサイトでは1~2cmほどの深さに種を植えると書かれていますが、少し深めにした方が野菜の生育によいんだそうです(アドバイザーさんが理由を解説してくださったのですが忘れてしまいました)。
鎮圧後に土が湿る程度の水をかければ、種まきは完了です。種が発芽するまで土を乾燥させてはならないため、種まき後に水やりを推奨するケースが一般的です。現にシェア畑でも季節や農作物の種類に関係なく、種まき後に水やりするよう会員に指導しています。
しかし、「野菜 種まき 水やり」でGoogle検索をするとマイナビ農業の以下の記事がトップで表示されます。

マイナビ農業の記事では、7~9月の夏場で1週間以上雨が降らないときを除いて「野菜の種まき後は水をまかない方がよい」と書かれていました。種まき後に水やりをすることで、根が土の奥深くまで伸びないんだとか。
種まき後に「水やりする」との「水やりしない」のは、どっちが正解なんでしょうね??ほとんどのWebサイトで種まき後の水やりを推奨していますが……。
先週植えたソラマメの様子

ソラマメの種
上の写真は先週1畝の右側半分(北側から見た場合)に植えたソラマメの種です。
私は「先週に種まきした直後」と「今の状況」の違いが全く分からなかったのですが、アドバイザーさん曰く「土が割れてきているので順調に育っている」とのことです。
写真だと見えづらいかもしれませんが、小さな雑草が種の周りに少し生えていたので、来週は雑草を取り除く予定です。
ちなみにソラマメはアブラムシがつきやすい農作物なので、無農薬・化学肥料なしで育てる場合はこまめなお手入れが欠かせません。「少なくとも週に1度は畑に通うように」とアドバイザーさんに指導されました。
しかし、冬場は生育が止まるそうなので、当面お手入れする必要がなさそうです。少なくとも追肥が必要な1月までは雑草を抜くぐらいしかやることがなさそうですが、その考え甘いかな??
2畝の農作業
大根(三太郎)の種まき
2畝には、三太郎という冬場でも育てることのできる短形大根の種を植えます。

三太郎の種。これもレンガ色に人工着色しているみたい
夫の希望で2畝はすべて大根を植えるため、30cm間隔の株間を確保して種を植える箇所にマルチで穴を開けます。そのため、2畝は全部で12個の穴を開けました。大根もスナップエンドウと同様に1つの穴に点まきで4粒の種をまきます。

大根の種を点まきした後。マルチの穴あけ失敗が目立ちますがこれもご愛敬……
大根の種は、スナップエンドウやソラマメと違ってとても小さいため、点まきしても本当に土に埋まっているのか心配になります。しっかり植え付けできていることを信じて、割りばしで2~3cmほどの深さまで種を押し込み、その上にしっかり土をかけて鎮圧するしかありません。
全ての穴の種まきが終わったら水やりをします。あとは発芽するのを待つだけです。

点巻き後に2畝全体を水やりする様子
こうして写真見ると種を植える穴の位置がバラバラ……。雑な性格が丸わかりですね。でも、多少位置がずれてても立派な大根が育てばいいんです(多分)。
種まき後は、害虫や霜防止などのためにトンネル立てを行います。トンネル立ての詳細な手順は、先週の記事をご確認ください。

防虫ネットをかけるためにダンポール支柱を立てている最中

防虫ネットをトンネルピッカーで固定
トンネル立てはそれほど体力を使う作業ではないので、初心者でもサクサクと作業が進み、15分程度で完了します。慣れれば5分ほどで終わるようになるかもしれません。

2畝のトンネル立てが完成
3畝の農作業
土づくり・畝立て・マルチ張り
最後に小松菜を植える3畝の土づくり・畝立て・マルチ張りを行いました。土づくりが一番体力を使う作業だと思うのですが、3回目ともなればだいぶ慣れた気がします。それでも翌日は筋肉痛になりますが。
畝立てもコツを掴んだのか先週ほど苦労しませんでした。どうやら畝をまたぎながら土を馴らしてあげると、真ん中がくぼむことがないようです。それでも、初心者の私たちは端の土が高くなり、真ん中がくぼみましたけどね……。真ん中のくぼんだ部分は周りの土をかぶせてあげて、畝の高さを均等にします。
高さが均等になったら畝の土全体に水をかけて、穴あきマルチを張って今日の農作業は完了です。

穴あきマルチを張った3畝
ちなみに小松菜は種を植える量が多いので、最初から穴が開いているマルチを使います。確かにこれだけの穴をマルチカッターで開けるのはかなり面倒くさいですね。これも微妙に位置がずれているような気がしますが、細かいことは気にしない。
今日までで3畝分の農作業が一通り終わりました。

一番奥がソラマメとスナップエンドウを植えた1畝。真ん中が大根を植えた2畝。手前が小松菜を植える予定の3畝
シェア畑では4畝レンタルしてますが、最後の4畝は春夏野菜を育てるために冬の間は土を寝かせます。単純に私たち夫婦が農作業をスタートした時期が10月下旬と遅く、秋冬の間に育てられる野菜が限られていたため、4畝の植え付けをあきらめました。春夏野菜を育てるときは4畝すべて使います。
では今日はこの辺で。
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