10/23(日)からシェア畑で週末農業をスタートしました。
私たち夫婦はシェア畑で4畝レンタルしています。シェア畑では畝ごとに作付けする農作物が決められています。
1週目は2時間かけてソラマメとスナップエンドウを植える1畝分の土づくり・畝立て・マルチ張りまで行いました。
第1週目農作業
STEP1:土づくり
最初にやるのは土づくりです。すでに申し込んだときに畝がある程度が出来上がっていたように見えたので、初回はソラマメとスナップエンドウの種を植えるのかと思ったました。
しかし、甘かったです。作物を植える前に野菜を育てやすい環境にするためにまずは土づくりから始めなければなりません。
アドバイザーさん曰く「おいしい野菜を育てるには、水はけ・水持ち・通気性に優れた土を作る必要がある」とのことです。
なので、図面に書かれた既定のサイズ通りにならし板とマルチ留めという道具を使って、畝の寸法を測ります。

畝の寸法をならし板で図る様子
規定通りの寸法で畝の位置を決めたら、スコップ(ショベル)で畝の端っこ(通路側)の硬い土を掘り起こします。
以下の目的でスコップの足掛け部分まで埋めて土を掘り起こさなければならないんですが、これまた重労働……。
- 過去の契約者が育てた作物の根っこを取り除く
- 土の中に空気を入れる
- 腐葉土と肥料を混ざりやすくするために土の塊を砕く
- ソラマメ・スナップエンドウの根を伸びやすくする
全体重かけても土が硬すぎてスコップの足掛け部分まで埋まらない……。スコップを土の奥まで埋めるコツをアドバイザーさんに教わりながらなんとか畝全体の土を耕しました。
その後、平鍬を使って柔らかくなった土をさらに耕していきます。
スコップや平鍬で土をほぐしていると、コガネムシの幼虫や過去の契約者が育てたナスの根っこがいっぱい出てきてぴっくり。
ナスは横にも縦にも根っこが伸びるので、新たに農作物を植えるときはしっかり土を耕して取り除く必要があるそうです。根っこだけの状態でも農作物は生きていて、私たちが植えるスナップエンドウやソラマメの生育の妨げになるのだとか。
土を十分に耕したら、規定通りの分量の腐葉土とたい肥を土に混ぜます。

平鍬で腐葉土とたい肥を混ざている様子
今回私たちが育てるソラマメやスナップエンドウは、基本的に土に肥料を混ぜる必要がない農作物なんだそうです。少なくともシェア畑では肥料を混ぜません。
土全体に均等に平鍬を使って腐葉土とたい肥を混ぜたら、やっとスナップエンドウとソラマメを育てるのに最適な土づくりが完了です。土づくりだけで1時間ぐらいかかりました。

ここまで耕すのは非力でぐうたらな夫婦には重労働でした。
STEP2:畝立て
スコップや平鍬、ならし板などの道具を使って、10cmの高さまで土を盛り上げて畝立てを行います。
最適な畝の高さは、栽培環境や作物で異なります。スナップエンドウやソラマメにとって、高さ10cmの畝が生育環境にちょうどいいようです。
ちなみに畝立てが必要な理由は、土の通気性と水はけをよくするためです(すみません、おそらく他にも理由あると思うんですが忘れました)。
盛り上げた土の凸凹を均等にならしたら、畝立ては完了です。
STEP3:マルチ張り
STEP2で立てた畝に黒いビニールでマルチを張ります。マルチとはマルチリング(地表面を覆うこと)の略で、畝を覆う資材です。
畝にマルチを張る理由は、「野菜がすくすくと育つ環境を維持するため」です。マルチを張ることで以下を防ぐことができるからです。
- 雑草
- 土の乾燥
- 農作物の病気
- 雨や水やりによる肥料流出
- 風や雨による畝の崩落
マルチ張りは以下の手順で行いました。
- 畝より四方10cm大き目のサイズに黒いビニールをカット
- カットした黒のビニールを畝にピンと引っ張ってかぶせる
- 2の四隅をマルチ留めで固定
- マルチの四方裾に平鍬やスコップを使って土をかける
- 4を足で踏み固めることでマルチがはがれないよう固定
今日の農作業はマルチ張りで完了です。初回で種まきが終わると思ったので少し残念。

マルチを張った畝
第1週目振り返り・感想
ずぶの素人かつ初回のため、アドバイザーさんは農具の使い方から、土づくりや畝立て、マルチ張りがなぜ必要なのかを懇切丁寧に解説してくださいました。なので、シェア畑は全くの初心者でも安心して通えると思います。実際、会員の約9割が初心者ですからね。
そもそも、ある程度分かっている人は市民農園や格安の料金で農地借りますしね。誰かも言ってましたが、サポート付きで農具・肥料が無料で使えるシェア畑は、習い事感覚でやるのがよいと思いました。
私は自転車で通っているので、財布などの貴重品を入れるウエストポーチを用意していきましたが、私が通うシェア畑では自分の荷物・貴重品を入れるカゴを貸してくれます。自分の目の届く範囲で貴重品を管理できるので安心して農作業に励むことができるのも、シェア畑のよいところの1つだ思いました(※)。
※貴重品の扱い・管理は農園で対応が異なると思うので、自分がレンタルを希望するシェア畑にお問い合わせください。
汚してよい着古したシャツ、ジーンズ、スニーカーで初の農作業に臨みましたが、予想以上に服は土で汚れます。なので、本当に自転車で通える場所に畑をレンタルしてよかったです。農作業後の汚れた格好で電車に乗ったり、飲食店やスーパーに入る度胸はありません…。
では今週はこの辺で!
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