Webライターに必要なSEOの基礎知識【文字単価1円レベル】

こんにちは、Webライターの日野珠希(@tamakihino0707)です。

Webライティングに欠かせないSEOの知識。Webライターの仕事では、クライアントから指定されたキーワードに沿って原稿を作成するため、アフィリエイターのようにキーワードプランナーで検索ボリュームを見てキーワードを決める必要はありません。

私は2016年1月からWebライターをやっていますが、仕事を始めた当初はWebライターにあまりSEOの知識は求められていませんでした。しかし、2017年秋ぐらいから文字単価1円レベルのWebライターにもある程度SEOの知識が必要とされる案件が少しずつ増えてきました。

今日は文字単価1円レベルのWebライターが、最低限知っておきたいSEOの知識を紹介します。

Webライターとして働きはじめたばかりの人、SEOの知識が曖昧な人は参考にしてみてくださいね。

SEO対策とは検索ユーザーの意図に沿った記事を書くこと

SEO対策とは、検索ユーザーが意図する検索キーワードに沿った記事を作るための施策です。

GoogleやYahooなど検索エンジンの検索結果は、「検索ユーザーが検索キーワードから知りたい答えが含まれたサイト」が上位表示される仕組みとなっています。

たとえば、「転職 職務経歴書 書き方」というキーワードでググった人がいたとします。この人が検索して知りたいことは、「転職活動で応募企業に提出する職務経歴書の書き方のハウツー」です。「転職 職務経歴書 書き方」というキーワードで記事を作成するなら、「初めて転職する人向けに職務経歴書の書き方を網羅的にわかりやすく説明したコンテンツ」でなければなりません。

数年前までSEO対策の本やネット記事では、「SEOとはGoogleやYahooで検索したときの検索結果で上位表示されるための対策」と説明されていました。間違いではありませんが、いくら検索結果で上位表示されても、ユーザーの知りたい答えが含まれていない記事は正しいSEO対策とはいえません。

上位表示にこだわる理由は、GoogleやYahooで検索したときの検索結果が上に表示されればされるほど、クリック率が高くなるからです。逆に下に行けば行くほどクリック率が低くなり、サイトにアクセスされる機会はガクンと減ります。

検索ユーザーが検索結果を確認するのは、だいたい1ページ目だけ。よほどのことがない限り、2ページ目以降の検索結果まで確認するユーザーはいないのだとか。言われてみれば、確かに2ページ目以降のサイトを見ることってないですよね。少なくとも、面倒くさがりの私は確認しません…m(_ _)m

Webライターが知っておくべきSEOの知識5つ

「検索ユーザーが検索キーワードから知りたい答えが含まれた記事を作る」という考えを前提に、Webライターが抑えておきたいSEOの基礎知識を5つ紹介します。

タイトルは32文字以内!キーワードは前方に

記事タイトルは全角32文字以内で、キーワードはなるべく前の方に持ってきます。

この記事の検索キーワードは「Webライター SEO 知識」。そのため、3つのキーワードはすべてタイトルの前方20文字以内の位置に持ってきています。なぜ全角32文字以内かというと、GoogleやYahooで検索したときの検索結果で表示されるタイトルの文字数が全角で約32文字までだからです。

■Google検索
Webライター SEO 知識

google検索だと32文字ぴったり表示されます。

■Yahoo検索
Webライター SEO 知識

Yahoo検索だと「~理由」と部分が切れてしまってタイトルが全部表示されません。

Yahoo検索のことも考慮するなら全角30文字以内が無難かも。しかし、検索ユーザーの6割近くがGoogleで検索しているので、クライアントから特別な指示がないかぎりタイトルは全角32文字以内にまとめれば問題ないでしょう。まれに全角35文字以内というクライアントもいます。その場合クライアントの指示に従うようにしましょう。

タイトルに出現させるキーワードの回数は1回にとどめておきましょう。「転職マニュアル!転職活動初心者向けの転職活動の職務経歴書の書き方」のように同じ単語を何回も含めると、検索エンジンから不適切なSEO対策と判断され検索順位が下がってしまう可能性があるからです。

タイトル下の説明文にもキーワードを入れる

検索結果でタイトル下に表示される説明文(赤で囲んだ部分)にもキーワードを含めるのも大事なSEO対策の1つ。

htmlではmeta-descriptionと呼ばれる部分に該当するため、クライアントにより「ディスクリプション」や「概要」と呼ぶケースもあります。

ここもタイトルと同様になるべく説明文の前の方にキーワードを含めるのがベターです。検索結果で表示される文字数が全角120文字までだからです。120文字以上の文章を書いてしまうと上の図のように途中で切れてしまいます。

クライアントによりリード文をそのまま記事下の説明文にするケースもあります。リード文は記事を最後まで読んでもらうためのつかみとなる部分なので、150~250文字程度書くよう指示されることも少なくありません。

特別な指示がない限りSEO的には記事下の説明文は全角120文字以内で、キーワードは前方に持ってくるようにしましょう。指示があるときはクライアントの指示に従ってくださいね。

Webの正しい文章構造で構成を考える

Webの正しい文書構造で記事の構成を考えることもSEO対策には欠かせません。Webの文章は以下のような構造で記事設計されています。

  • h1タグ:タイトルと呼ばれる部分で1記事に1つしか指定できません。
  • h2タグ:大見出しと呼ばれる部分で1記事に複数指定可能。500文字以上の原稿では必須となるケースが多い。
  • h3タグ:中見出しと呼ばれる部分で1記事に複数指定可能。任意で設定するケースが多い。
  • h4タグ:小見出しと呼ばれる部分で1記事に複数指定可能。扱いはh3タグと同じ。
  • h5タグ:小見出しの内容をさらに細分化するときに使う見出し。めったに使う機会がない。

Webの文章は、h1からh5まで入れ子構造で記事設計を行います。h2タグの下にh4タグやh1タグの下にh3タグが配置された記事は、Webの正しい文章構造とはいえません。

キーワードをもとに構成案から考える場合は、Webの正しい文章構造に沿って検索したユーザーが知りたい内容を網羅的に含んだ記事設計にしましょう。

見出しのキーワードの出現回数は全体の3/5程度

見出し(h2~h5)部分に見出し全体の3/5程度のキーワードを出現させることも有効なSEO対策です。

ただし、見出しに含めるキーワードはあくまでも不自然にならない程度。検索結果で上位に表示させたいからといって、すべての見出しにキーワードを入れたら検索エンジンから「不正を働いている」とみなされて、検索順位が下がる場合があります。

本文に適度にキーワード・サジェスト・共起語を含める

日本語がおかしくならない程度に文章全体にキーワード、サジェスト、共起語(※)を含めることもSEO対策では重要です。

サジェスト
検索窓にキーワードを入れたときに、そのキーワードに関連性の高いキーワードが自動表示されることをサジェストといいます。

図のように「google」と検索窓に入れると「メール」「アカウント」など自動で表示されるキーワードがサジェストです。

共起語
共起語とは、検索キーワードと関連性があり一緒に使われることが高い言葉のことです。たとえば「転職」だったら「求人」「情報」「サイト」 「企業」 などが共起語に該当します。

2016年頃までは文字単価1~2円程度の仕事では指定されたキーワードを本文に適度に含めるよう指示されるだけで、サジェストや共起語について触れられることはほとんどありませんでした。少なくとも、私がこの価格帯で受けた仕事の中にはなかったです。

しかし、2017年秋ごろから少しずつですが、自分でツールを使ってサジェストや共起語を本文に含めるよう指示されることがちらほら増えてきました。

見出しにキーワードを含めるのと同様に日本語がおかしくならない程度に、本文にキーワード、サジェスト、共起語を含めるようにしてくださいね。クライアントにより、キーワードを本文で出現させる回数が指定されるケースがあります。その場合はクライアントの指示に従うようにしましょう。

サジェストと共起語は以下のツールで調べることができます。興味のある方はリンクをクリックしてみてくださいね。

まとめ

SEO対策は他にも色々ありますが、文字単価1円レベルのWebライターなら次の5つを抑えておけば大丈夫です。

  • タイトルは32文字以内!キーワードは前方に
  • タイトル下の説明文にもキーワードを入れる
  • Webの正しい文章構造で構成を考える
  • 見出しのキーワードの出現回数は全体の3/5程度
  • 本文に適度にキーワード・サジェスト・共起語を含める

検索エンジンで上位表示させるためにSEO対策を行うことも大切ですが、意識しすぎてユーザーにとって読みづらい日本語、有益な情報が乗っていないサイトだと本末転倒です。

SEO対策は「ユーザーにとって有益な情報」「読みやすい日本語」という前提条件を忘れないようにしてくださいね。私もキーワードや共起語を意識しすぎて、たまにおかしな日本語になっていることがあるので気をつけたいです。