一部のWebライターに絶大な指示を受けるサグーワークスプラチナ。実は私もサグーワークスプラチナライターで、Webライターを始めた当初はずいぶんお世話になりました。
しかし、去年の4月から時給案件の仕事をやるようになり、そっちのほうが割がいいので、今はサグーワークスの運営から直接お仕事の依頼があったときしか使ってません。
某掲示板サイトを見るとサグーワークスに関する辛辣な意見もあり、「確かに…そうよね。わかるわかる!」と同意したくなる面もあります。
しかし、何だかんだいってもサグーワークスプラチナは、Webライターにとても優しいサービスだと思います。
今日は、サグーワークスプラチナライターの特徴、実際に約3年使ってみて「ここが好き」「ここがイヤ」という部分、気になるプラチナライターテストの難易度を赤裸々に語ります。
「高単価の仕事をしたい!」とやる気マンマンの新人ライターさん、「案件が途絶えたときの保険として使いたい」と経験年数2~3年程度の中堅ライターさんの両方の参考になると嬉しいです(^^)
※かなりの長文なのでお好きな見出しからどうぞ!
目次
文字単価すべて1円以上!サグーワークスプラチナライター
サグーワークスとは、株式会社ウィルゲートが運営するライティング特化型クラウドソーシングのことです。
サグーワークスのライティング案件は大きく分けて、2種類あります。
※サグーワークスのランクをすでにご存知の方は、「気になるプラチナライターテストの難易度」にジャンプしてください。
レギュラー・ゴールドランク
レギュラー・ゴールドランクとは、サグーワークスに会員登録すれば誰でも記事を投稿できる案件のこと。
仕事はタスク形式のみで、最初はレギュラーランクからスタートします。
一定の条件を満たすとゴールドランクにレベルアップして、投稿できるタスクの範囲が広がります。
平均文字単価は0.3~0.5円。誰でもできる反面、「投稿ルールと異なる」「誤字脱字が多い」などの理由で投稿した文章が非承認となることも……。
非承認になるとどんなに時間をかけて原稿を作成しても1円もお金がもらえません。
プラチナランク
サグーワークスでは、平均文字単価1~3円の高単価の仕事をプラチナランクといいます。
プラチナランクになるには、プラチナライターテストに合格しなければなりません。
ただし、レギュラーランクと違って投稿した文章の内容に誤りがあっても、非承認になることは滅多にありません。
登録しているメールアドレス宛に「修正依頼」のメールが届きます。このメールが来て2日以内に指示に修正して、再投稿すれば承認されてお金がもらえます。
案件は、次の2種類あります。
タスク案件
プラチナライターなら誰でも投稿できる案件。平均文字単価1~2円。
誰でもできる反面、早いものがちなので常に仕事があるとは限りません。
専属案件
サグーワークスのマイページやプラチナライターグループのチャットワークで紹介される案件。
定期的に上記で案件紹介されているので、それを見て気にったものがあれば期日までに自分で応募します。
タスク案件と違い、応募しても運営から選ばれなければ仕事はできません。運営から「〇〇なら△△さんにお願いしよう」と直接指名されることも。
平均文字単価1.5~3円。難易度はタスク案件よりも高めです。
気になるプラチナライターテストの難易度

サグーワークスのプラチナライターテストは、ライター経験関係なく誰でも受験できます。
ただし、私が受験した約3年前と比べて難易度は格段に上がっています。はっきり言って、それなりの執筆経験がない人だと合格は難しいです。
サグーワークの規約違反となるので、テストの詳細は書けません。
Webライター経験者でも、他クラウドソーシングで下記プロジェクト案件の執筆経験がないと一発合格はかなり厳しいと思っています。
- 8000文字以上の原稿執筆経験
- 指定されたKWを基にターゲットを想定して3000文字以上の記事の構成案を企画・執筆経験
多少、ブログの運営経験があって「私、10000字書くの楽勝!」という人でも、正しい日本語の使い方をマスターしていなければ、1回目は落ちる可能性は高いでしょう。
プラチナライターテストの攻略方法
サグーワークスは、独特の投稿ルールがあります。
他のクラウドソーシングのタスクやプロジェクト案件でクライアントからOKと言われることでも、サグーワークスだと修正依頼が入ることもたびたびあります。
そのため、プラチナライターテストの攻略の一番の近道は、サグーワークスの投稿ルールに慣れることいっても過言ではありません。
まずはサグーワークスに会員登録してレギュラー案件を10~20本ぐらい投稿することをおすすめします。
投稿する前にサグーワークスのサイト内にある「投稿マニュアル」がしっかり読むようにしてくださいね。これを読んで理解できればレギュラーランクなら承認されるはず。
投稿して承認率が8割超える人は、プラチナライターテストにチャレンジしてOKです。
Webライターで30万稼ぐならサグーワークスのプラチナライター
もちろん、文章力に自信のある人、ライター歴が1年以上あり色んな案件をこなしている人は、いきなりテストを受けても問題ありません。
サグーワークスはこんな表現がキライ!具体例で解説
約3年、私がサグーワークスのプラチナライターをやって、運営から修正依頼が入った文章の一例をご紹介します。
プラチナライターテストの攻略に役立てていただければ幸いです。
「~と思います」という主観表現はNG
上記文章みたいな主観表現はサグーワークスでは指定がない限りNGです。
上記のような、客観的な表現を心がけるようにしましょう。
主観表現
物事に対して自分の考えや意見を述べること。「~と思います」「~考えます」など。
客観表現
客観的な事実に基づいて、第三者の目線で考察すること。「厚労省の○○のデータから、△△であるといえます」
文末表現が「~ですよね」と同意を求める口調
読者の共感を求めるために、ブログなどで「~ですよね」と文末表現に使うことってありますよね。
女性向けのメディアでも多い文末表現なのですが、サグーワークスでは指定がない限り使用は控えたほうが無難です。高確率で修正依頼が入ります。
理由は私もよくわかりません。おそらく特定の誰かに肩入れした表現でなく、誰が読んでも不快にならない中立的な表現を心がけているのではないかと……。
1文が100文字以上あって長い
上記文章は118文字あります。1文の中に「クリック型課金広告」と「成果報酬型広告」が2回出てきて読みづらいですよね。
一文が100文字以上あって長すぎると、サグーワークスでは修正依頼が入ります。
下記例を参考にして1文は40~60文字。長くても80文字程度にしましょう。
体言止めの使用を控える
体言止めの使用頻度が高いと修正依頼が入るのもサグーワークスならではの特徴。
そもそも、体言止めは多すぎると文章のリズムが悪くなるので、頻繁に使用するものではありませんが、サグーワークスは他メディアよりちょっと厳しいです。
私は、過去にリード文に「○○は、△△ということ。」、見出し1の文章に「〇〇は~××。」と書いて投稿した経験があります。
そのときに「リード文と見出し1で近い箇所に体言止めを使っていて読みづらいので、文末表現を変更してください」と修正依頼が入りました。
しかし、1500文字ほどの文章で使っていたたのは、リード文と見出し1の本文だけ。
このときの修正理由にちょっと納得が行かなかったので、運営に直接質問したことがあります。
そのときに上記理由の回答をいただきましたm(_ _)m
個人的にはそこまで体言止めを使っているつもりはなかったのですが、他メディアではOKでもサグーワークスでは避けたほう無難です。
同じ文末表現が連続するのはダメ
文章作成の基本ですが、「~です」「~です」「~です」と3回同じ文末表現が続くと修正依頼が入ります。
Web系メディアの編集者は紙媒体の編集者と違って、この辺の文末表現のチェックが甘い会社も少なくありません。
そのため、同じ文末表現が続いてもそのまま検収されることもよくあります。
しかし、サグーワークスはそのへんはしっかりチェックしています。これからプラチナライターテストを受ける方は、同じ文末表現が3回続かないよう注意しましょう。
厳しい承認者だと「見出し1から見出し3の最後の1文の文末表現が『~よいでしょう』と全部同じなので訂正してください」と、修正指示が入ることもあります。
サグーワークスプラチナのここが好き!

他のクラウドソーシングやクライアントと比べて、私が実際に使ってみて「サグーワークスプラチナのここが好き!」と思ったところを紹介します。
クライアントワークは一切ナシ!作業に専念できる
クライアントとのやり取りはすべてサグーワークスの運営が行うため、クライアントワークが一切発生しません。
クライアントワークとは、具体的にリサーチ・執筆以外の下記作業をいいます。
- 打ち合わせ
- 指示内容の質問
- 納期調整
コミュ力があって質問に対して即レスしてくれるクライアントなら何の問題もありません。
しかし、なかには「指示がざっくり過ぎて質問メールのやり取りが増える」「やたらスカイプで打ち合わせをしたがる」など、リサーチ・執筆以外に工数が取られることも……。
1本○円の出来高制の仕事が多いWebライターにとってこれらのクライアントワークは1円もお金にならないので、できれば回数は減らしたいですね。
打ち合わせをしたいクライアントの気持ちもわからなくもないので、よほど切羽詰った予定がない限り応じますけどね……m(_ _)m
クライアントワークがなくて、純粋なライター業務に専念できるところが私は大好きです。
画像選定作業がほとんどない
執筆した原稿はサグーワークスの専用フォームに投稿します。画像選定作業やWordPress入稿はありません。
たまに1記事につき1~3枚画像選定をするぐらい。
キュレーションサイトのような1記事画像選定10~20本とか、WordPressの見出し装飾や表組み作成など入稿作業がないところも私は好きです。
これらの作業って結構時間取られますもんね。最近これらの作業が含まれる案件は、その分の作業代込みの報酬をもらえるようクライアントに交渉しています。
色んなジャンルを執筆できて知識が増える
タスク案件はプラチナライターなら誰でもできます。そのため、色んなジャンルを執筆できて知識が増えるのもサグーワークスの好きなところ。
他のクラウドソーシングのプロジェクト案件だと1ジャンルに固定されます。
クライアントが複数メディアを持っていない限り、別のクライアントに営業をかけなければなりません。
好きなタイミングで報酬を入金できる
現金なら1000円以上稼げば、好きなタイミングで報酬を自分の口座に入金できるところもサグーワークスプラチナのいいところ。
ほとんどのクラウドソーシングで報酬が口座に入金されるタイミングは、月1回程度。また、直接契約だと翌月末払いのケースがほとんどです。
サグーワークスは自分が入金したいタイミングで、現金化の申請依頼をすればだいたい3~5日後と比較的早く自分の口座に入金されます。
サグーワークスプラチナのここがイヤ…

次は私がサグーワークスプラチナの仕事をやって「ここがイヤ」と思うところをご紹介します。
あくまでも私の主観なので参考程度に考えてくださいね。
人により修正依頼の基準が違う
サグーワークスプラチナの原稿チェックを行う承認者は、テストに合格しないとなれません。
そのため、一定の校正スキルを持った人たちが対応しています。
しかし、人により修正依頼の基準が違うことも少なくありません。また、明らかに誤っていない内容の修正依頼が来ることも……。
このことは某掲示板によく書き込みされる口コミです。私だけなくかなりの数のプラチナライターが不満に思ってるはず。
チャットワークで運営に連絡すれば、運営から承認者に連絡して訂正してくれますが、ちょっとイラッとします。
原稿の指示内容が間違っている
割と専門的な内容だと指示内容が明らかに間違っているケースもあります。
サグーワークスでは、原稿の構成案や指示内容はクライアントとサグーワークスの担当者で綿密な打ち合わせを行って決めているそうです。
しかし、たまぁ~に「これ本当に打ち合わせした??」とツッコミを入れたくなるような指示内容も……。
そんな案件にあたったときは、「サグーワークスの社員も複数案件を抱えているので、たまに雑になることもあるよね」と、生暖かい気持ち気持ちになりますm(_ _)m
まとめ
Webライター未経験者には難易度が高いと評判のサグーワークスプラチナライターテスト。
しかし、テストに合格すれば文字単価1円以上の比較的高単価の案件を継続的に受けることができます。
「修正依頼や原稿の指示内容が間違っている」などムカつくこともありますが、次のメリットもあります。
- 煩わしいクライアントワークが一切ない
- 面倒な画像の剪定作業がほとんどない
- 色んなジャンルを執筆できるので、自分の得意が増える
- 好きなタイミングで報酬を入金できる
「高単価の案件を増やしたいけど、テストが難しいから無理…」と思っている初心者ライターはまずはサグーワークスのレギュラーランクから始めてみましょう。
経験2~3年の中堅Webライターは、安定的に文字単価1円以上の案件がキープできるプラチナライターテストにチャンレンジしてみませんか。
頑張れば毎月30万円以上、コンスタンスに稼げるかもしれませんよ。