節税もバッチリ!フリーランスが確定申告で経費にできるもの一覧

フリーランス 確定申告 経費

こんばんは、Webライターの日野珠希(@tamakihino0707)です。

ベテランのフリーランスや在宅ワークの方から「経費をたくさんつけて節税しなきゃ!」という言葉を耳にしませんか?

確定申告の経験がないと、意味がわからない発言ですよね?私は今年の2月にはじめての確定申告を経験するまで、経費が節税になる理由がわかりませんでした。

前回、更新した「確定申告のやり方がわからない…フリーランス1年目向けに手順を解説」に引き続き、今日の記事も確定申告ネタです。

「経費をたくさんつけると節税になる理由」「経費にできるものの基準」「青色申告するフリーランスが経費にできるもの」を詳しく解説していきます。

来年2月にはじめて確定申告をする人、去年の確定申告ではまともに経費をつけていなかったフリーランス、在宅ワークの方は参考にしてみてくださいね。

※5000文字以上と長い記事なので目次を見て気になるところどうぞ(^^)

経費が多いほど節税できる理由

経費をたくさんつけることで節税になる理由は、税金の金額を決める課税所得の金額が少なくなるからです。

課税所得とは、以下の計算式で算出されるお金のことです。

課税所得 = 売上 – 経費 – 控除

私達が国や市町村に納める各種税金や社会保険料の金額は、確定申告したときの課税所得から計算されます。

確定申告したときの課税所得の金額が少なければ少ないほど、翌年の各種税金、社会保険料の金額は安くなるので、経費が多いと節税になるのです。

経費に「できる」「できない」の基準

経費に「できる」「できない」の基準は、自分の仕事(事業)の売上UPに必要なものかどうかです。

たとえば、私の場合だと「ライター」で開業届を出しています。そのため、Webライターの仕事をするうえで必須なもの、役立つものはすべて経費にできます。

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2018.10.06

ライター業務に関係ないものやサービスの購入は、プライベート利用となり経費にはできません。

しかし、一口にWebライターといっても、働き方は人それぞれ。

私のように取材は年に2~3回程度、クライアントとの打ち合わせもすべてスカイプですませる引きこもりのWebライターもいれば、取材メインで外出する機会の多いWebライターもいます。

「経費にできる」「経費にできない」の判断は、同じ職種でも働き方によりずいぶん変わってきます。

要は税務調査が入ったときに、税務署職員に自信を持って「仕事をすすめるうえで必要だから買ったよ!」と言えるものが経費だと考えてください。

 

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青色申告した私が経費にしているもの

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私は売上が低い引きこもりの零細フリーランスですが、節税目的で青色申告をしています。そんな私が会計ソフトに経費としてつけているものを紹介します。

家事関連費

「家事関連費」とは、自宅で仕事している人が「仕事利用」と「プライベート利用」でごっちゃになる経費のことです。

代表的な勘定項目(※)に電気代、通信費、地代家賃などがあります。これらを会計ソフトに経費としてつける場合、家事按分という機能を使って「仕事利用」と「プライペート利用」を分けて計算します。

家事按分の詳細な設定方法は、使っている会計ソフトのマニュアルを参考にしてみてください。ここでは家事按分の基本的な考え方のみ紹介します。

勘定項目
簿記の用語で、帳簿につける取引内容のこと。帳簿を見て何の目的で使ったお金かひと目で把握するためのものと覚えてください。

■電気代

電気代の家事按分の方法は、「部屋の面積」「電球の数」「消費電力」「利用時間」などで計算します。人により家事按分の計算方法はバラバラで特に決まりはありません。

うちでは仕事で使う電気代の大半を仕事部屋で使っているため、部屋面積で計算して自宅の電気代の3割を経費にしています。

仕事部屋(約16㎡)÷ 部屋全体(約50㎡)= 0.32

■通信費

次の通信費を仕事で使っているため、経費にしています。

  • インターネット代(回線利用料・プロバイダ利用料)
  • 電話取材したときのスマホの通話代
  • ブログのレンタルサーバ・ドメインの利用料

この中で家事按分しているのはインターネット代だけ。インターネット代の家事按分は利用日数と利用時間で計算する人がほとんど。

週5日7~8時間は使っているため、以下のような計算式でインターネット代の7割は経費にしています。

稼働日(5日)÷ 1週間(7日)= 0.714

電話取材は必要に応じて行うものなので、スマホの通話明細を見て電話取材の通話分だけ経費につけてます。

また、当ブログは「フリーランスの経験が浅い人、会社員やパートから在宅ワークになりたい人に役立つ情報を発信する」以外に下記目的で運営しています。

  • ブログ経由で仕事を受注
  • 新規案件に応募するときのポートフォリオ
  • WordPressの勉強

ずべてWebライターの仕事に関係することなので、レンタルサーバやドメインの利用料は通信費で経費にしています。

人によりブログ運営のお金は「広告宣伝費」に分類する人もいるようです。このへんは税務署に何の費用かわかるようにつければ通信費、広告宣伝費のどちらでも構わないそう。

実際に「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」の中で税理士の大河内薫先生は、「経費につける勘定項目の選び方は人による」とおっしゃっておりました。

■地代家賃

自宅で仕事をするフリーランス、在宅ワーカーで賃貸物件に住んでいる人は、家賃の一部を「地代家賃」として経費にできます。

家賃の家事按分は、床面積で計算するケースがほとんど。我が家も電気代と同じ計算方法で、家賃の3割を経費として会計ソフトにつけています。

コワーキングスペースの利用料も地代家賃で経費にできます。

ちなみに持ち家に住んでいて住宅ローン返済中のフリーランス、在宅ワーカーは、元金返済分のお金は経費にできません。ただし、以下は家賃の家事按分と同じ考え方で経費として落とせます。

(持ち家で地代家賃として経費にできるもの)

  • 自宅の減価償却費(※) 
  • 利息返済分
  • 固定資産税・都市計画税
  • 火災保険料・地震保険料

※住宅の減価償却の計算方法と建物の法定耐用年数の詳細は、こちらのページよりご確認ください。

しかし、住宅ローン控除を受けているとだいぶ事情が変わります。ぶっちゃけ、住宅ローン控除を受けている持ち家で仕事をするフリーランスの節税対策はかなり複雑…m(_ _)m

比較的、こちらのページでわかりやすく住宅ローン控除を受けている場合の節税対策が解説しているので参考にしてみてください。しかし、計算が複雑でややこしいので、まずは税務署に「どうすればお得になるか?」を相談することをおすすめします。

新聞図書費

スキルアップや業務に必要な知識を身に着けるために購入した書籍代は、「新聞図書費」で経費にできます。

具体的にはこの当たりの書籍。

ブログアフィリエイトをやっている人は、有名ブロガーの情報商材、noteや有料Webマガジンを購入することってありますよね。

これらの購入費用もすべて新聞図書費で会計ソフトに登録して問題ありません。

旅行交通費

取材に行ったときの電車代、バス代は「旅行交通費」という勘定項目で経費にできます。

私は首都圏在住で子供もいないので車は持っていませんが、地方在住で車で取材先に行った場合のガゾリン代、駐車場代、高速代も同じ勘定項目で経費につけて構いません。

ちなみにガソリン代は、「車両費」「燃料費」「消耗品費」で経費につけてもOKです。

消耗品費

以下のいずれかに該当するものは、「消耗品費」として経費にできます。

  • 購入価格10万円以下
  • 購入してからの使用期間が1年未満のもの

私は次のものを消耗品費で会計ソフトに入力しています。

  • 名刺
  • 一眼レフ
  • パソコンまわりの備品(キーボード/パソコンデスク/マウス)
  • 会計ソフトの年間利用料
  • 仕事部屋の本棚など

その他にもボールペン、印鑑、ノートなど文房具(※)、スマホや固定電話など家電、電球、ティッシュなども消耗品費で経費としてつけられます。

※文房具は人により「事務用品費」でつけるケースもあります。

支払手数料・システム利用料

クラウドワークスなどクラウドソーシングの報酬が振り込まれるときに差し引かれる銀行の振込手数料は、「支払手数料」という勘定項目で経費にできます。

システム利用料もクラウドソーシングの運営会社に支払う手数料なので、これもれっきとした経費。

システム利用料の勘定項目は人それぞれで、「支払手数料」にする人もいれば「雑費」として計上する人もいるのだとか。

マネーフォワード クラウド確定申告は、初期設定で登録されている勘定項目以外に自分で追加できます。多分、やよいやfreeeでも任意の勘定項目が追加できるはず。

あとで理由は説明しますが、私は「雑費」という勘定項目のお金をあまり増やしたくないので「システム利用料」という勘定項目を作って、振込手数料とは別にして会計ソフトにつけています。

引っ越し代

自宅が仕事場のフリーランス、在宅ワーカーは、引っ越し関連の下記費用も家賃と同じ割合で家事按分すれば経費にできます。

  • 礼金:20万円未満であれば「地代家賃」、20万円以上は「長期前払費用」で減価償却
  • 仲介手数料:「支払手数料」もしくは「雑費」で計上
  • 火災保険料:「損害保険料」で計上
  • 鍵交換代:「消耗品費」として計上
  • 引っ越し業者への運送代:「雑費」として計上
  • 敷金から出す修繕費:退去後のハウスクリーニング代、修繕費として利用する分のみ「修繕費」として計上
そもそも、敷金は退去後の現状回復(ハウスクリーニング、クロスや床、壁にキズが入ったときの修繕費)のための費用。

退去後の部屋の汚れや破損が極端にひどくなければ、敷金のお金は退去時に現状回復につかった費用を差し引いて借り主に戻ってきます。

大家が修繕費として使用した分は経費にできますが、大家から返金されたお金は経費にできません。

雑費

以下に該当する仕事関連の費用は「雑費」という勘定項目で経費にできます。

  • 一般的な勘定項目のどれにも当てはまらないもの
  • 一時的な費用
  • 高額でないもの

私はコピー代、ブログのテーマ代(ハミングバード)、ブログ管理人の似顔絵のイラスト代を雑費で会計ソフトに入力しました。

高額でないものの基準も非常に曖昧で特に決まりはありません。そのため、私は「1万円以下で消耗品費に該当しないもの」を雑費としています。

経費に雑費の金額が多すぎると税務調査される可能性があるそうです。税務署に突っ込まれないようにするためにも、雑費は使用を控える勘定項目と覚えておきましょう。

 

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知らなかった…実は経費にできるもの

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この記事を書くにあたって経費にできる費用を改めて調べてみましたが、予想外に経費にできるものの範囲が広いことがわかりました。

開業準備費用

フリーランスや在宅ワークを始める前に購入した仕事で必要なものも一部は、「開業準備費用」という勘定項目で経費にできます。

「いつまでに購入したものを開業準備費用として計上するか」といった厳密な決まりはありません。しかし、数ヶ月前から半年前に購入したものを開業準備費用として経費につけるのが一般的なようです。

業種によって経費として認められる範囲は異なりますが、開業準備費用にできる代表的なものはこちら。

  • 集客のためのホームページ、ブログ代
  • 打ち合わせのための交通費・飲食代
  • 仕事の資料、勉強のための書籍代
  • 名刺、文房具、パソコンの備品など消耗品

10万円以上するパソコンなどOA機器は開業準備費用として経費にできません。

カフェでの飲食代や飲み会

私は今のところ経験ありませんが、クライアントと打ち合わせでスタバやファミレスでお茶したときの飲食代も「接待交際費」として経費にできます。

クライアントとの親睦を深めるための飲み会の会費も打ち合わせのときの飲食代と同じ扱いになるので、接待交際費で経費につけて問題ありません。

慶弔金

これも経験ありませんが、クライアントと親しくなって結婚式に呼ばれたときご祝儀、お葬式に行ったときの香典など慶弔費も経費にできます。

私は使う機会があるか微妙ですが、覚えておきます(^^)

祈祷代

商売繁盛で神社にお祈りした祈祷料も「祈祷代」として経費できます。ただし、仕事に関する祈祷料だけ。安産とか健康とか個人利用の祈祷は経費にできません。

開運はどうなんでしょうね??税務署職員や税理士によって判断が分かれそうな予感…。

まとめ

経費が節税になる理由、経費にできるものの基準、フリーランスが経費にできるものを紹介しました。

  • 経費が節税になる理由:確定申告できる課税所得が減る分、翌年の税金、社会保険料が安くなる
  • 経費にできるものの基準:自分の仕事の売上UPに必要なもの
  • 経費にできるもの:電気代、家賃、通信費、10万円以下の消耗品費、新聞図書費、支払手数料・システム手数料、雑費など

次回は経費にできないもの、税務署や税理士で判断が分かれる微妙なものについて解説します。

 

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